2010年10月28日木曜日

Landreaall

zero-sunで連載のファンタジー漫画Landreaall(著:おがきちか)



今連載せれているファンタジーものの中では絶対の信頼を持って勧められるマンガ。


アトルニア王国の地方エカリープの領主の息子に生まれた
長男のDXと妹のイオン。その護衛で忍者で小さいころから一緒に育てられた六甲

そんな三人がそだった町には伝説がある。

丘の上の木の下にはDXとイオンの両親が封印した竜が眠っている。
王国の第二位継承権を持つ父親傭兵だった母親は多くを語らないが・・・

この伝説は本当だった。
竜を封じるために洞詠士(フースルー)とよばれる歌の能力者が自らを犠牲にして今も封印する歌を歌っていた。

そんな洞詠士のマリオンと小さいころから話ができ、姿も見えたDXはマリオンを解放することを決意する。

そのためには封印されている火竜を倒さなければならない。

その方法を知るために神竜のいる国まで行ったり、その国で問題を起こしたりと読んでいて飽きない。




王家の継承の話あります
竜でてきます
モンスター出てきます
学園設定の話あります
魔法もあります
呪術もあります
神竜から賜った剣
騎士も貴族も傭兵もいます



ファンタジーの要素がこれでもかとつまって、あと、思春期の学園ドラマ?なんかも入って、文句なしに面白いです。

最初の3巻は一気によむべし!









この作品を面白いと感じた方におすすめ作品
ベルセルク

2010年10月27日水曜日

皇国の守護者

戦争ものならこの作品はよんどいて損はない皇国の守護者(原作:佐藤大輔 画:伊藤悠)



神代のむかし
人と龍との間に結ばれたとされる
<大協約(グランコード)>が世界秩序の根幹を成す
<大協約>世界



世界地図は今の世界によく似ている。

現実でいう日本に位置する皇国
その北領(北海道的な)の独立捜索剣虎兵第十一大隊小隊長の新城直衛中尉が直面する戦争


世界の半分を収める帝国が皇国に宣戦布告。
北領に帝国軍が上陸。
迎え撃つため、北領鎮台は平野戦になる。
しかし初戦で北領の守備隊は敗れ、内地まで撤退することに。

無能な上層部。
無能な上司。


主力が撤退するための時間稼ぎを命令された新城中尉の壮絶な撤退戦が始まる。



撤退戦の中、大隊長、中隊長が不在になり、中隊長代理として新城中尉が率いるのは剣虎(サーベルタイガー)と歩兵の実験部隊。

帝国にはいない剣虎をうまくつかい、帝国軍の騎兵の馬をおびえさせ、混乱をつくなど、頭脳をフル回転させて時間を稼ぐ新城中尉。

時に狂ったように情熱的
時に金属のように冷酷
時に両方

圧倒的な指導力で大隊を率い、帝国軍4万に対し大隊600で任務を遂行する。

この撤退戦はおもしろすぎる

原作はまだまだ続きがあるが、残念ながらマンガではこの北領撤退戦で終了してしまう。


原作も格別の面白さなので是非よんでもらいたい。








この作品を面白いと感じた方におすすめ作品
臏(ビン)~孫子異伝~

2010年10月26日火曜日

EDEN

アフタヌーンで連載された作品。長編SFだけど途中で飽きずに最後まで一気に読める傑作EDEN(著:遠藤浩輝)





今より少し未来。
人類は未知の身体が硬質化するウィルス、クローサーウィルスにより全人類が死滅するかと思われたが、結果的には全体の15パーセントの人間が死んだだけだった。

そんな中、人類にもウィルスの抗体を持つ人間がいた。その人間からとったワクチンで人類はウィルスを克服した。

南米最大の麻薬カクテルのボスであるエンノイア・バラードを父に持つ主人公のエリヤ・バラードは父と対立する組織の源父(プロパテール)に母と妹を人質の取られている。

母と妹を救出するために奔走する中で、出会った人との関わりで成長しながら、またその人たちを失っていく。そのたびに少しずつ犯罪者になっていくエリヤ。

この対立や差別しか生まない世界はどうすればよいのか。



そんな中ウィルスが次の段階に進む。
硬質化した人間が結晶化して明らかに意思がある形を取り始めたのだ。太陽光パネルのようなもの、光ケーブル、それらはコロイドと呼ばれるようになる。

コロイドには「意思」があり、今までウィルスで取り込まれたすべての人間の情報が蓄えられていることがわかった。その中では個としてではなく、全として平穏な世界が広がっているという。

このことが世に知れ渡ると、現実に見切りをつけた人が進んでコロイドに取り込まれることに。

その一方で現実でやれることがあるとする人たちもいる。

うまくいかない世界に苦悩する人々の葛藤

そんなコロイドの中心地は母と父の暮らした島だった。

父、エンノイアの選択とは
人間の進むべき道は何か
進化の方向とは
コロイドの「意思」とは

最終巻まで目が離せない展開。


この世界は続いていく。



この作品を面白いと感じた方におすすめ作品
BLAME!



2010年10月25日月曜日

BLAME!

SFを書かせたらこの人!
壮大で不可解で意味深な物語であるBLAME!(著:弐瓶勉)



一つの世界ともいえる広さを持つ層が何層も何層も何層も・・・何万層もつみあがって無限とも思える広さをもつ世界。どこまで下の層が続いてるのか、どこまで上の層が続いてるのか全く分からない世界。

この世界では建設者と呼ばれるものがひたすらに作り続けた結果できた。大きいものから小さなものまでの建設者は今も都市を作り続けている。

そんな世界でネット接続遺伝子を持つ人間を探して旅をつづける主人公の霧井(キリイ)

この世界はカオスだ。

昔はネット端末遺伝子を持った人間がネットスフィアに接続し、便利な社会ができていた。
しかし、ある時大混乱が起き、ネット端末遺伝子を持った人間がいなくなってしまった。

そのため、ネット端末遺伝子を持たない不法居住の人間を排除するセーフガードが生き残った人間をすべて殺す組織に、大混乱前からセーフガードと対立していた珪素生物と、ネット端末遺伝子を持たないただの人間だけが残った。

ネットスフィアを統括する統治局は現実の世界には手を出せない。ネット端末遺伝子を持つ人間が現実世界にいる必用があるからだ。

統治局は現実世界の人間を保護したい。だがその保護するためにはネット端末遺伝子を持つ人間が必要。しかしネット端末遺伝子を持つ人間がいないためにただセーフガードに殺されるのを傍観するしかない統治局。



このパラドクスを解消するために、統治局ができる前の組織からの探索者、霧井の使命はこの無限とも思える世界の中にまだネット端末遺伝子を持つ人間、またはその遺伝子情報を探しだして都市を救うこと。


旅は遥かなる時間続く。



あり得ないくらいの壮大な話。
ってかマンガの中にこれだけ広い世界を表現できる弐瓶勉はすごい!
1ページの見開きに書かれてる絵だけで自分の小ささを感じる。

このBLAME!の前の話は弐瓶勉の短編集のNOISEで語られている。








この作品を面白いと感じた方におすすめ作品
バイオメガ
シドニアの騎士
EDEN

2010年10月21日木曜日

寄生獣

アフタヌーンで連載されたSFマンガの寄生獣(著:岩明均)
人間とは何かを問いかける作品?


地球上の誰かがふと思った
「人間の数が半分になったらいくつの森が焼かれずにすむのだろうか・・・」
地球上の誰かがふと思った
「人間の数が100分の1になったら垂れ流される毒も100分の1になるのだろうか・・・」
誰かがふと思った
「生物(みんな)の未来を守らねば・・・・・・・・・・・・・」

そんな言葉から始まるこの作品。


世界中の空からテニスボール大の種のようなものが降ってきた。

中に入っていたのは、他の生物に寄生することで生きることのできる未知の生物。
その生物たちが寄生したときに頭の中に響いた命令は「この種を食い殺せ」

同時期に各地で報道される人間がミンチにされる殺人事件。

そんな寄生生物(パラサイト)に右手に寄生されてしまった主人公の泉新一
脳を奪われることは阻止できた新一だったが、パラサイトの連中からは人間の脳がきれいに残っている新一は危険と判断され、狙われてしまう。

パラサイトは細胞を自在に変化させ、伸縮、硬化など自由自在で、奪った人間の体を100パーセントの能力を引き出せる。
そんなパラサイトに狙われる新一は絶体絶命。

だが、パラサイトも学習し、コミュニティを形成したり、奪った身体を使い妊娠してみたりと、様々な実験を行う者も現れてきた。パラサイトにも多種多様の個性がある。


人間側も食われるだけでなく、調査が進んでいた。


人間とパラサイト、その間に立つ新一。


人間とパラサイト、様々な思惑が交錯して物語は進んでいく。






この作品を面白いと感じた方におすすめ作品
ヒストリエ



















2010年10月19日火曜日

H2

あだち充マンガの中でも一番面白い!気がする漫画。
少年サンデーで連載されたH2(著:あだち充)





学園まんがを書かせれば抜群の安定感のあだち充。
タッチに続く(続編じゃないよ)学園野球マンガのH2。


野球を愛してやまない剛腕ピッチャーの主人公の国見比呂(ヒロ)。しかしヤブ医者にあたり、野球をもうできないと言われれ、すっぱり野球をあきらめるために野球部がないはずの千川高校へ入学する。

そんなヒロと中学時代に2年連続全国優勝バッテリーを組んでいたキャッチャーの野田敦。野田もヒロと同じやぶ医者に野球をできないと言われ、千川高校に入学。

そんな二人がやぶ医者に気づき、野球ができるようになったら、野球をやるしかない!やるからには甲子園。
しかし、千川には野球部はない。しかし愛好会があった。

そんな愛好会でマネージャーを務めるヒロの父親が務める会社、古賀商事の社長令嬢である古賀春華。おっちょこちょいで野球が好きな彼女はヒロに惹かれていく。

二人の野球をやる楽しみは、中学時代にチームメイトだった親友と対決すること!

その親友とは、野球の名門、明和一の4番バッターとして1年からレギュラーを張る最強のスラッガーでライバルの橘英雄(ひでお)。
その英雄の彼女である、ヒロの幼馴染の雨宮ひかり。本屋の娘で、ヒロの家とは家族ぐるみの付き合い。誰よりもヒロのことを理解していて、ヒロの初恋の相手(そのころには英雄と付き合ってたけど・・・(^^;))




野田とヒロの二人がふとしたことで、やぶ医者だったことに気づく。甲子園を目指すには、転校の道もあったが、野球同好会しかない千川で甲子園出場を目指すことに。まずは野球部創部をかけてど素人チームで明和一と勝負したり、ライバルの英雄と甲子園で勝負するために全力で野球に取り込む。英雄とヒロの勝負をつけるには甲子園に両校とも進出し、対決するまで勝ち進まなければならない。
運命と言える三人の野球の勝負は熱い。



古賀とひかり、ヒロと英雄。4人の恋と野球と微妙な心情を描いた作品は一読の価値あり






この作品を面白いと感じた方におすすめ作品
タッチ
クロスゲーム

2010年10月18日月曜日

信長協奏曲

タイムスリップものだけど・・ただのタイムスリップじゃない!
ゲッサンで連載の信長協奏曲(著:石井あゆみ)




てきとーでチャランポランな高校生の主人公サブロー(信長)が崖から落ちてタイムスリップしてしまう。
そのタイムスリップした時代は・・・戦国時代

空から落ちてきたサブローが当たってしまった人は、自分と同じ顔をした、織田信長だった!
本物の信長は病弱で気が弱くて、家がもう嫌になって逃げるところだった。

そんな信長の代わりに織田信長をやることになったサブロー。

歴史を知ってるから最強なのかと思いきや・・・勉強なんて全くしてなかったから、信長が死ぬのは本能寺であいださんに殺されるからとか、まったく歴史なんて知らないサブロー。

そんなサブローでも信長が天下を取るってことぐらいは知っている。歴史を変えないために天下を目指して、チャランポランな脱力系の織田信長の物語が今始まる



2010年10月17日日曜日

爆音列島

80年代の暴走族をリアルに描いたアフタヌーン連載の爆音列島(著:高橋ツトム)
リアルすぎる暴走族の事情と、その時代に生きた少年の苦悩がよく描写されてる。



平凡なサラリーマンの息子で、どこにもいる普通の半ツッパリだった主人公の加瀬高志(タカシ)。
タカシの青春の苦悩と全力の暴走族の話。何よりも描写がリアル。



付き合いでやった悪いこで警察につかまり、3両編成の私鉄が走る東京の中の田舎に転校することになったタカシ。
そこでてっとり早く友達をつくるには不良仲間になるのが一番だった。
ちょっとした不良として迎えられたタカシだったが、そんな平凡な自分をきらい、まわりの仲間と族をやることに。

ZEROS 地元の族であり、結構大きな族。

この族に入り集会を経験し(集会で交機に追われ) 
敵対する族との戦争を経験し(結局戦争を収めるのはバックのヤクザで)
を経験し(戦争の帰りを待っててくれるのがうれしい)
警察からの呼び出しの柔道という名のシゴキで死にそうになりながらも幹部として一目置かれるようになる。
幹部になっても、自分がハンパだと思う。働きもしないで学校行って、働きもしないで家で飯食って、

「オレは将来何になるんだよ・・・サラリーマンでも 運送屋でも コジキでもねぇ・・・ 何になるんだ・・・」


そんなうまくいっている時、中学の時からの仲間で、親友の一人のマニヨンと、が信号無視のトラックに轢かれて死んでしまう。
悲しみにくれる中、マニヨンの弔いの追悼集会。バカでかい集会をひらく。

族は18で引退だ。
マニヨン、新美の一周忌と、俺たちの引退。
それも半端な規模ではなく、敵対する族も巻き込んだ大集会だ。

「オレは引退したら、多分一般人になる。そん時にさ 族の時はハンパだったって思ったら最低だろ」

ZEROSでいられるのは今しかねぇんだよ」

前代未聞の集会が始まる。








この作品を面白いと感じた方におすすめ作品
R-16
特攻の拓

2010年10月16日土曜日

オーバードライブ

少年自転車マンガの金字塔のオーバードライブ(著:安田 剛士)
これで自転車マンガのスタンダードというか基準が決まった気がする。





少年スポーツマンガが好きな人は必修!!
自転車が分からない人でも問題なし。確実に胸を熱くさせてくれる作品。



なにをやってもダメで天然で、弱気で自分を表現することが苦手な主人公篠崎ミコトが、自転車に触れて劇的な変化をとげる。



学年1のかわいい女子で、学年1の問題児で、人気者で、中学の時から好きで、自転車部キャプテンの妹である深沢ユキ。そんな彼女に自転車部に入部させられたミコト。


そこでワガママの極みで、暴れん坊でガキ大将で、自転車界で無冠の帝王と揶揄され、自転車部主将の深沢遥輔
そんな遥輔のサポート役でそつなく仕事をこなし、いつも縁の下の力持ちだが、やるときはやる男、副部長の寺尾晃一
いつも孤独で、自転車のにすべてをかけている男で、簡単には語れない過去をもち、なんかミコトとは合う(ある意味合わない?)大和武(クロスケ)。


そんな個性派チーム。



自転車で強い奴は運動神経がいいやつでもなければ、足が速い奴でもない。逆に他はなんにもできなくても、自転車だけはすごい奴がいる。
そんな自転車の世界で強いヤツは、心、つまりハートが強い程強力な武器になる!




まだ序盤、ここで力をだしたら完走なんてできない・・・・けどそんなことは関係なし!!
ここで漕がないでどうする。限界なんて知らない。「勝ちたい」常にそれだけを考えて走る。

今日 ここで はしれなくなってもいいんだ」 「血よ 細胞よ 筋肉よ」 「今 僕の中に眠る ありとあらゆるすべてのものよ」

僕に 力をーーー・・・



これ以上の説明はいりません。
時間がある人は読むべき!
時間がない人は作るべき!
読んだことがない人は読むべき!








この作品を面白いと感じた方におすすめ作品
ベイビーステップ
KING GOLF



2010年10月14日木曜日

史上最強の弟子ケンイチ




週刊少年サンデーで連載の史上最強の弟子ケンイチ(著:松江名 俊)がおすすめ!!










史上最強!!
ではなく・・・史上最強!!    の弟子の話(笑


中学のときからいじめられていた主人公白浜兼一
(ケンイチ)は高校に入っていじめから脱出するために空手部に入部。するが・・・結局立ち位置は変わらず、中学の時と同様、フヌケンと呼ばれ続ける。


そんなケンイチが空手部最強の1年生と部の在籍をかけて試合をすることに
もちろん今のままでは勝てるはずもなく、公園で苦悩していると、最近転校してきた女子である風林寺美羽に話しかけられる。まさにボーイミーツガールだが・・・
その美羽になぜか中国武術の基本を教えてもらい、なんとか勝利することができる。

しかし、そこから不良達に眼をつけられ・・・・
もっと強くならなければまたイジメられる!!
と言うわけで、、、崖を転がる石の如く巻き込まれていくケンイチ。


そのケンイチに最初の一歩を踏み出させた美羽は現代の武術になじめない本当の達人が集まる武術集団である梁山泊長老の孫だった!
そんな美羽に恋心を抱くケンイチはありえないくらいキツイ鍛錬を美羽のおかげでなんとか続けていた。


そんな武術の達人たちに空手、中国武術、柔術、ムエタイを習うケンイチ。そんなケンイチにつけられたあだ名は一人多国籍軍。
そんな達人たちが声をそろえて言うのは「君は才能は全くないけど、努力の才能だけはあるね」と微妙な評価。

そんなケンイチの成長の物語なのだが、不良グループを壊滅に追いやったり、新白連合なる組織を悪友に勝手に立ちあげられて、切り込み隊長にされたり、武術を通して初めての友人ができたり、と呼ばれる組織から「史上最強の弟子」の称号をかけて狙われたりと休む暇なし!!


ケンイチはその敵と対戦するたびに成長していくのだが、
膨大な基礎トレーニングが開花したとき、不覚にも感動してしまうかも?






2010年10月13日水曜日

臏(ビン)~孫子異伝~

スーパージャンプで連載の臏(ビン)~孫子異伝~(著:星野 浩字)は、今より2300年前の中国の戦国時代の話。孫子から数えて5代目の子孫の孫臏(ソンビン)が主人公。戦略好きにはたまらない作品かな~




時は今より2300年前、場所は中国の斉(せい)の国。この国に対してというか中国全土、中原をすべて敵にまわして戦を始めたのが北方の国、狄(てき)の王である単于。


今まで各部族で一切まとまらなかった国である狄(てき)をまとめた伝説の人物であり、恐るべき戦略眼と、残忍さを兼ね備えた単于。この単于が中国全土を手中に収めるためにまず最初に侵攻したのが斉(せい)の国である。



斉の国の筆頭将軍である田忌(でんき)将軍に軍師として迎えられた孫臏(ソンビン)だったが、宮中では相手にされず。みすみす10万もの大軍をうしなってしまう。

その後孫臏(ソンビン)にはわずか3千の寄せ集めの兵で2万の狄(てき)兵を迎え撃つことに。
ここで孫臏(ソンビン)の頭脳と戦略、あと中原の平和のためにつくりあげた義賊、孤鳳卒(クーフェンツ)がついに単于と対決!
スケールの大きい描写と、驚く戦略、孫臏(ソンビン)の過去の秘密などなど・・
おもしろいよ!読んで損はなし!






2010年10月12日火曜日

となりの怪物くん

デザートで連載の少女漫画となりの怪物くん(著:ろびこ)
勉強が一番大事で友達がいない女の子と、
人づきあいが苦手で友達がいない男の子の不器用な恋のはなし。





高校一年生。入学初日からとなりの席は空席。

登校一日目にして上級生を病院送りにした、学校一恐れられてる超人見知りでとりあえずにらんでしまう友達のいない吉田ハルのとなりの席になってしまった水谷シズク



中学の時は問題を起こして不登校だった幻のとなりの席の主のハルにプリントを届けるため家まで行くものの、本人は逃げるためにプリントだけおいて帰る。
帰り道の途中でいきなり押し倒され、「・・・てめぇ、学校の回し者か」と言われ、誤解をとくと今度はハニカミながら「あ、俺のことはハルって呼べよ と、友達なんだし」といきなり友達認定(笑

しかし、ハルの純粋さを知ったシズクは、友達としてハルにお金をたかっている連中は友達じゃないとハルに教え、その連中にハルともっと誠実に付き合ってくださいと「なんでわたしがこんなことを」と思いながら直談判。

その日の帰り、シズクの行動に嬉しくて泣いてしまうハル。そんなハルを抱きしめて「いまのハルのまわりは たくさん人であふれてるから」となぐさめると、「俺、シズクがスキかも」「え、それは友達的な意味で?」「いや、性的な意味で」と、告白されてしまう。

最初は戸惑うも、だんだん意識してくるシズク、そうなるとこんどはすれ違いでうまくいかなかったり・・・
シズクから告白したり・・・
やっぱり勉強が大事だったり・・

他にもかわいいけど女子からは嫌われてるネットに逃げる女の子や
友達がいなく、委員長やめんどくさいことを押しつけられる女の子、
だれにでも分け隔たりなく接することができ、過去にハルに重大な借りがあるという男の子など

シズクとハルの恋の行方と愉快な仲間の物語はこれから先も要チェック!




KING GOLF

大人のゴルフマンガではなく、高校の、しかも主人公はヤンキーという異色さをもった週刊少年サンデーで連載のING GOLF(著:漫画/佐々木 健、技術指導・監修/谷 将貴)





これを読んだらゴルフやりたくなること請負のまんが。よんでまず主人公がドレッドヘアーの超気合いの入ったヤンキーなのがびっくり。紳士のスポーツなのに・・^^:でもそんな細かい突っ込みは吹き飛ばす面白さ!


主人公の優木 蒼甫(プレデター)はなにより超がつくわがままな男。「一度しかねェ人生、我を通してなんぼだろうが!!」「オレはやりたい事をやり、好きなように生きるんだよ!!」と言った具合で、作中でも言うようにわがままの王様

そんなヤンキーの蒼甫がゴルフと関わった理由は簡単、同じ学校に通う天才アマチュアゴルファー霞見 ひかる喧嘩をしてるところを蔑むように見られたから。その日にゴルフ部に乗り込む。

そこで元賞金王のコーチである谷川 謙作に「球にあてることすらできない」と言われた蒼甫霞見が打った打球を右手一本で超えて見せると啖呵を切って、右手一本のクラブで210ヤードを飛ばす。もちろん霞見が打った打球に届くわけもないが、その球を打った時の気持ちいい感触と、ゴルフは「わがままなやつが強い」というコーチの言葉で次の日にはゴルフ部に入部。

ど素人の蒼甫が圧倒的な精神力(わがまま)と、努力と喧嘩で鍛えた身体能力でやるゴルフはゲキアツ!

とくに、3・4巻に収録されている裏プロとのラウンドは絶対に読むべき!それ以降もだけど・・











この作品を面白いと感じた方におすすめ作品
ベイビーステップ
オーバードライブ

2010年10月11日月曜日

ベイビーステップ

面白くて衝動買いしてしまった週刊少年マガジンで連載のベイビーステップ(著:勝木光)
衝動買いと書いたけど、買って後悔はまったくなし!これからが楽しみなマンガの一つ。



熱血テニスマンガ。

何よりも主人公がだんだん強くなっていくところが面白い!あとヒロインとのかんけい?

必殺技とかそーゆーものはなく、頭を使い戦っているあたりが現実的。


小学校の時から9年間成績がオールAの主人公の丸尾栄一郎(エーちゃん)が運動不足解消の目的ではじめたテニスにはまっていく。
最初はボールもまともに打てないのに得意の優等生ぶり(ノート)で上達していき、プロを目指すまでに。
まぁもちろん様々な苦労をしてるけど。この辺の苦労っていうか練習の描写が現実的でいい。

ヒロインの鷹崎ナツ(なっちゃん)は学年一かわいいと噂される女の子で、なっちゃんと同じテニススクールに通うことになり、急接近?っていうか気があるのかないのか、その辺も高校生っぽくて読んでて楽しい♪

そんなベイビーステップの主人公エーちゃんのモットーというか戦術理論は「全てのボールに追いつきそれをコントロールできれば理論的には負けない」というかなり無謀というか、チャレンジ精神にあふれるというか・・実際テニスやってる人から見ると「無理だよ」とかいう声が聞こえてきそうですが、そこがベイビーステップを面白くしているところ

一つ一つ課題をクリアしていく姿をみると自分も何かできる気になるから不思議(笑



スポーツマンガが好きな人は買って損はないです!




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オーバードライブ
KING GOLF